河原地区懇談会質疑録

開催日時:平成28年11月26日
会場:河原自治会館

過去5年間で18回懇談会を実施したが、9月の選挙後、同僚の熊田議員と再開することとし、まず第1回目は私の地元の河原地区で実施しました。

開会のあいさつ

  • 河原地区では初めての懇談会ですが、選挙において皆様に付託されたことを着実に実行するために、議員個人としての懇談会を企画しました。町や議会のことを皆様に少しでも理解していただければと思います。皆様の生の声をお聞かせ願いたい。なお、会場には今回初当選した田村議員も参加されていますので紹介します。(牧野)
  • 町民の皆さんの意見や要望をしっかり聴くことが議員の役割だと日頃から考えております。今回議員に復帰しましたが、大井町議会に刺激を与える役目を果たしたいと考えております。掲げた公約が実現できるように活動していきます。(熊田)

河原地区懇談会質疑録

質疑応答

事前に届いた意見・要望

(質問)大井町がアピールするものは何か。よさこいひょうたん祭りが大井町の祭りになったいきさつは。
(回答)上大井駅がひょうたん駅として評判になり、駅前で開かれていた盆踊りと商工振興会が実施していたエキサイティングサマーフェスティバルが合併した形で町が商工振興会へ委託し今のひょうたん祭りになったと聞いている。(湘光中学校グランドけやき通り側フェンスに説明有り)
(質問)今年なぜブルックスの丘で開催したのか。アクセスが悪かったこと、和式トイレが障害者には不便、シャトルバスの手配が不十分、自治会の参加チームが少ないのが残念、町の祭りなら町民の多くが楽しめる工夫が必要ではないか。次年度は役場周りでの開催希望。
(回答)12月議会の一般質問で取り組みます。町が補助金を交付する団体の収支等、適切な使い方かどうか、町がしっかりと指導する必要があると思われるが、果たしてどうなのか追及する。場所の設定なども町民の要望を聞いたのかどうか、12月7日の議会で質問します。ぜひ、傍聴にお越しください。
(質問)地酒で乾杯条例への疑問。町民の意見を聞いたのか。条例実施のために補助金が付いたことにも違和感がある。
(回答)ある議員から議員提案がされた。町長の意向もあったのではないかとの話もある。補助金については県より「地域づくり活動促進事業費補助金30万円」を利用する。神奈川県には造り酒屋が13社のみとなった。そのうちの2社が大井町にあり、伝統ある事業の育成もあると思う。来年の賀詞交歓会でも地酒で乾杯の予定だとか。
(質問)高齢化社会でポイント制度の導入はどうか。例えばボランティアに参加、健康ポイント参加でポイント付与等。
(回答)公園ウォーキングで距離を多く歩いたらポイント制にすることも面白い提案であり、機会を見て町に提案したい。高齢者が元気でいることが国保、介護保険の利用が少なくなり町の財政にも良い効果がある。

会場での意見

(質問)議員報酬について、活動を活発にする議員と何もしないような議員が一律な報酬はおかしい。
(回答)今、議員報酬は年間420万円くらい(月額25万円+期末手当)ですが、議員活動のチェックの方法がない。町民が選挙によって投票することが唯一の判断ですが、議員の活動実態が公表されていないので的確な判断ができないのが現実。議員の本来の姿は、本人が常に自らの能力を高め、報酬に見合う仕事をしなければと思う。議員報酬を日当制にして活動した日数分払う福島県矢祭町のような町もあります。また議員定数削減についても、議会が決めることになるので反対が多ければ削減も簡単には決まらない。なお、大井町は議員の政務活動費はありませんが、視察研修で安易に視察先を決めている傾向がある。改めるべきは改めるという姿勢が必要だと思う。また、ペーパーレス時代となりタブレット端末などを使いこなす事もできないようでは情報社会から取り残される。議員は最新情報や知識がないと対応できない時代になったことを自覚すべき。現在、議会中継を検討中なので議員の活動の様子が見られるようになると思います。
(質問)パークゴルフ場の整備はいつ頃になるか。
(回答)町長の公約でもあるが、今現在未定である。18ホールの整備ではいけないのか。また、実現できた後の管理を町民が一部担うことも必要だと思う。
(質問)子供たちの安心できる通学路にするためカラー舗装してほしい。スクールゾーンがないため危険なので何とか予算をつけられないか。(相模金子駅周辺)
(回答)部分的には実現できているが、まだまだ不十分だと考える。以前、担当部署に話したことがあるが、上大井地区で死亡事故があり、その場所を優先したため、金子地区は後回しになったいきさつがある。舗装も少し傷んでおり、路側線も消えている状態なので早い段階で検討してもらうように担当部署に話します。
(質問)ボール遊びのできる公園がほしい。高齢者の施設はそれなりに充実しているように思うが、パークゴルフ場の整備の声が大きいので遊べる公園をもっと作ってと言いにくい。現状ではボール遊びを道路でしているという状態なので何とかしてほしい。子育て世代のための施策が後回しになっているようでは大井町へ移住する若い世代は望めないのでは。
(回答)役場の北側に大きな公園が計画されていて、平成29年度予算に計上される予定なのでもうしばらくお待ちください。しかし、利用できるのは区画整理事業の進捗にもよるが、5年後くらいになるのではないか。お話のように人口減少を町が問題視するならば、子育て世代に魅力のある町づくりが必要と思う。
(質問)有害鳥獣対策について、「広報おおい」に有害鳥獣被害の報告をするようにという記事が掲載されていたので問い合わせると、「電気柵の設置」をと言われる。設置するには近隣の了解を取らなければならないが、あまりにも個人による負担が多い。職員も現場に出向く等被害の現状を実感し支援してほしい。予算がないため電気柵も順番待ちと聞く。
(回答)有害鳥獣被害については全国的な問題であり、猟友会の協力で駆除を実施しているが、被害に追い付かない状態です。電気柵は追い払うだけであり、駆除にはならない。どのような方法が良いのか模索中。今後の課題でもあります。
(質問)社会福祉協議会に障害者支援の制度の相談をしたが、対応が悪く解決できなかった。近隣の自治体では相談窓口が親切だと聞く。困って相談に行くのだからもっと親身になって対応してほしい。
(会場からの発言)社協と町の障害者福祉担当の連携がうまくいっていないようだ。大井町の福祉プランによれば社協と行政の連携強化を掲載しているが、町の担当職員は制度の詳細を把握していない場合もある。職員の研修を充実して町民対応、接遇を磨く必要があると思う。町民に理解しやすい情報を的確に提供することが町や社協の役目であると思います。

オブザーバー参加の田村議員さんの感想

大井町は様々な物事や事業について後手になっていると思う。国の法律が変更になったら、町の条例や規則も変わることに職員は敏感にならなければならない。制度変更によって町民に還元できること、提供できることは何かを考えるのが職員の仕事である。相談窓口は町民が理解しやすいように説明する責任があることを自覚しなければならないと思います。協働の町づくりを掲げるならば、道一本通す時も住民に説明し、協力を求めることが事業を円滑にするという職員の意識が無ければ協働の町づくりは成功しない。ボール遊びができる都市公園整備も子育て世代を町に呼び込む手段の一つ。もっと子育て世代に魅力的な町となるよう子育て予算を増やすべきではないかと思いました。

田村としつぐ後援会HP

まとめ

約束の時間になりましたので今日はこれまでとします。短い時間でしたがいろいろな質問やご意見を頂きありがとうございました。皆さんのご意見を何らかの形で町側に届けたいと思います。また、私たちの今後の活動に反映させていただきます。皆さんのお話を聞くうちに、今後はテーマ別の懇談会(子育て、障害者、高齢者問題等)も考えられると思いました。地区などからの要望があれば出前懇談会、ミニ懇談会も考えます。これからもよろしくお願いします。本日はありがとうございました。