平成28年第4回定例会 一般質問

平成28年第4回定例会

一般質問で「町長交際費の公開について」と「第30回大井よさこいひょうたん祭り」について町側に質問をしました。

町長交際費について

(質問)町長交際費は、現在情報公開等で請求しなければ公表されていません。大井町議会議長や近隣の自治体では公表されています。なかには、逗子市のように市長交際費を廃止したところもあります。情報公開で得た資料によると、案内状や領収書の無いものもあり、管理がずさんであり、公費の支出として不十分、不適切であると言わざるをえません。誰が見ても公平、公正、透明性のある交際費にするためにはホームページ等で常時公開するべきであると思います。そこで、公表する考えはあるか。また、支出についての基準はあるのかを問います。
(回答)町民の皆様の町政に対する理解と信頼を深めるため、公正で透明な町政運営を進めるため、平成29年1月分より2月にホームページに公表し、その後毎月公表していく。また、平成15年6月より基準を運用しているが、支出の趣旨、支出先、支出区分は明記されているが支出額については、社会通念上妥当の範囲で、かつ必要最小限にするとだけ明記されており、具体的な金額の基準はない。今後、検討し金額を明記し公表したい。

大井よさこいひょうたん祭りの運営について

(質問)会場が変更されたがなぜか
(回答)平成27年9月にブルックスホールディングスより祭りの会場として提供したいと提案を受けたことや町からも会場の変更に関し実行委員会に提案した。
(質問)変更で町へのメリットはあったのか。
(回答)会場が「未病いやしの里センター」になることを考えると、町内外から大変多くの方に足を運んでいただき大きなPR効果があり、大規模なイベント等を開催する際のデータが取れた。また、相和地区の方々にも喜んでいただいた。
(質問)経済効果はどの位有ったか。
(回答)ほぼすべての店舗で前年度より売り上げが伸びた。祭りや、大井町、ブルックスホールディングスにとって町外へのPR効果も高かったと思う。今後における経済効果も期待できる。
(質問)例年より補助金を増額したが、収支はどうだったか。
(回答)初めての会場でもあり、検討課題も多く、必要経費の算出も困難なものが多数あり、過去の実績をもとに可能な限り支出を抑え、何とか支出超過とならずにすんだ。収入が1,386万円(補助金850万円含む)、支出が1,381万円で、残金5万円を次年度へ繰り越した。主な支出は会場設備、送迎用バス代、記念大会としてのPR経費、打ち上げ花火経費などで、最終的には事業経費も予算より総支出が当初よりも増額となり、町に対して補助金の増額要求せずに、実行委員会の努力で協賛金の増収などで財源を確保した。
(質問)実行委員会からの収支報告書に補助金申請時に予算化されていた、東北大震災復興支援義援金の支出がゼロとなっているが、渡さなかったのか。
(回答)町からの補助金の中から義援金を出しているような印象を持たれる懸念があったので別枠としてお渡しした。
(質問)収支報告書に会議費の項目があり、平成28年は13,644円となっており、平成27年は256,600円と大きな数字となっているが、その内容は何か。
(回答)祭りが終わった後の慰労会の経費が計上されている。
(質問)町長もご祝儀を持って参加されているようだが、補助金の使い方として飲食を伴うものに使用してよいのか。
(回答)あってはならない事というふうに認識しており、この反省会につきましては、その補助金は使っていない。しかし、後日情報公開にて領収書等の開示を求めたが、「詳細不明、文書不存在」との回答で内容の説明はなかった。

マキノのコメント

町民からの貴重な税金を補助金として交付されて使う事業については町の担当課の指導とチェックの責任は大きい。

慰労会の名目で飲食費として支出されているとしたら町民感情としていかがなものであろうか。交際費同様、透明性が要求される。