山田総合グラウンドの運営管理が民間委託
平成30年4月より山田総合グラウンドの運営管理が民間委託されます。
山田総合グラウンドは平成5年に開設し、今年で25年目を迎えましたが、年間の利用者数は平成25年度の19,546人をピークに減少し続けています。テニスコートは平成27年度に人工芝の全面張替えを行ったことで利用者が増加しています。
しかし、多目的グラウンドについては年々利用者が減少しており、利用日も土曜日・日曜日に集中していることから、平日の利用者増が課題となっていました。
そこで、課題解決による施設の活性化や住民サービスの向上のために指定管理者制度(管理運営を民間に委託する制度)を導入することとなりました。今まで施設を利用するには町に申し込みをしましたが、4月からは指定管理者に申し込むことになります。
牧野かずひとはこの「指定管理者の指定承認案件」に反対しました。
平成29年9月に公募した結果4社の応募があり、11月に選定委員会により審査・選定を行い(株)スポーツプラザ報徳が選定されました。正式に指定するためには議会の承認が必要であり、12月議会にて上程され賛成多数で承認されました。
私が反対した理由は以下の通りです。
マキノの目
- この案件は選定委員によって候補者として選定された(株)スポーツプラザ報徳が適正であるかを審議することですが、候補者においては他市町において多くの実績を上げており信頼できる事業者であり、その経験からきっと良い成果が期待できると思っています。
- 制度導入に至った経緯や手続きなどが不明確。この指定管理者制度とは民間の能力を活用して住民サービスの向上を図るとともに、経費の縮減等を図ることを目的にしています。 しかし、今回の募集要項では町が支払う経費として上限580万円が提示されています。過去5年間の平均管理費が約560万円であり、提示金額では経費の縮減にはならない。(結果的には候補者の提案は540万円)
- 山田総合グラウンドの管理に関する条例変更案も指定管理者の認定と同時に提出されました。本来、公募をする前に変更しておくべきものであり、候補者の選定以降にグラウンドの有料化など条件が変更されています。きわめて不公正な選定となっています。